自社にエンジニアがいなくても、ノーコード開発なら短期間・低コストで業務システムやアプリを形にできます。
ただし「ノーコード開発会社」として紹介されている会社の中には、実際にはノーコードでの受託開発を提供していない会社や、ツールを販売しているだけの会社も混ざっています。
そこで本記事では、各社の公式サイトに「ノーコード(ローコード)で受託開発を請け負う」旨の記載があることを確認できた15社に絞って比較します。各社の特徴・費用・実績は、すべて公式サイトに掲載されている内容のみを引用しています。
ノーコード開発会社は「対応ツール」「公表している費用」「支援範囲」で選べば失敗しません!まずは比較表で全体像をつかみましょう。
ノーコード開発を外注するメリットと向いているケース
ノーコード開発の外注は、自社にエンジニアがいなくてもスピーディーに開発を進められる点が最大の価値です。
ツール選定から設計・構築・運用までを専門会社に任せることで、社内リソースを確保しながら短期間でのリリースが狙えます。
ノーコードとは プログラミングのソースコードを書かずに、画面上の操作でアプリやシステムを開発する手法です。あらかじめ用意された部品を組み合わせて構築するため、従来のコード開発より短期間・低コストで形にできます。
ノーコード市場は拡大を続けています。
ITRの調査では、ローコード/ノーコード開発市場の2024年度の売上金額は994億円(前年度比+15.1%)に達し、2025年度も同14.9%増と高い成長が続くと予測されています(2024〜2029年度の年平均成長率は12.9%)。
低コストで開発できる手段として、企業の導入が加速している状況です。
外注することで得られる3つのメリット
ノーコード開発を外注する主なメリットは、コスト削減・短納期・プロの知見活用の3つです。
メリット1. 開発コストを抑えられる
ノーコードは既存の部品を組み合わせて構築するため、フルスクラッチ開発より工数が少なく、費用を抑えやすい手法です。
実際、各社は公式サイトで削減幅を具体的に示しています。合同会社PICK UPは「ノーコード開発により、通常の1/3の価格、期間で開発いたします」、シースリーレーヴ株式会社は「通常の1/3以下のコスト・納期」、EPICs株式会社は「従来の開発の1/10ほどのコスト感に収まることが多いです!」と記載しています。
フルスクラッチとは 既存のパッケージやテンプレートを使わず、ゼロから独自にプログラムを書いて開発する手法です。自由度が高い一方、開発期間が長く費用も高額になりやすいのが特徴です。
メリット2. リリースまでが短い
ノーコードは設計から実装までのスピードが速く、公表されている納期も短めです。
ドコドア株式会社は「最短1〜2ヶ月でのリリースを実現」、シースリーレーヴ株式会社は「最短1〜2ヶ月のMVP開発から、中規模のWebサービスで3〜4ヶ月」と公式サイトに記載しています。ソウゾウ合同会社はモック制作について「最短6h」を掲げています。
メリット3. ツール選定のプロ知見を活用できる
ノーコードツールは種類が多く、要件に合わないツールを選ぶと後から手戻りが発生します。
本記事で紹介する会社の対応ツールも、Bubble、FlutterFlow、kintone、Power Platform、Google AppSheet、Click、Platio Canvas、Dify、自社開発ツールと多岐にわたります。開発会社に任せれば、要件に最適なツールの選定から相談できます。
ノーコード開発が向いているプロジェクトの特徴
ノーコード開発は、要件が比較的シンプルで、スピードとコストを重視するプロジェクトに向いています。
具体的には、以下のようなケースが適しています。
- 社内の業務効率化アプリ(申請・在庫・顧客管理など)
- 新規事業のMVP(最小限の機能で仮説検証するプロダクト)
- サービス公開前のプロトタイプ(試作品)
- 予約・問い合わせなど機能が限定的なWebアプリ
MVPとは Minimum Viable Productの略で、必要最小限の機能に絞って素早くリリースし、市場の反応を見ながら改善していくための試作プロダクトを指します。
一方で、大量アクセスをさばく高負荷システムや、独自の複雑な処理が中心となるプロダクトは、ノーコードの標準機能で対応しきれない場合があります。
その際は、後述するスクラッチ開発との使い分けが判断のポイントになります。
ノーコード開発会社の全体比較表【15社】
まずは本記事で紹介する15社を一覧で比較します。
「対応ツール」「公表している費用」「公表している実績」の3軸で整理しています。空欄(─)は、その項目を公式サイトで公表していないという意味です。
会社名 | 対応ツール | 公表している費用 | 公表している実績 |
|---|---|---|---|
Opt.dev | Bubble | ─ | Bubble公式認定エージェンシー(Silver Agency) |
ドコドア株式会社 | FlutterFlow | 150万〜800万円程度 | 1,600件以上の開発実績 |
株式会社STOVE | 自社ノーコードツール「CORE Framework」 | ─ | 生産管理・商品管理システムの開発・保守運用 |
株式会社プラムザ(ノーコード開発ラボ) | ノーコードツール全般 | スタンダードプラン 48万円 | 過去300社を越える企業と協業/創業25年超 |
株式会社ジョイゾー | kintone | ジチタイ39は1業務39万円 | kintoneアプリ開発支援実績数1,500件超 |
合同会社Citrus App | Bubble/FlutterFlow/Adalo/Click | 初期費用0円・月額5万円〜 | アプリ/システム開発の実績数153件(2025年12月時点) |
チョイデジ株式会社 | ノーコード・ローコードツール全般/RPA/生成AI | ─ | ─ |
株式会社florbital | Power Apps/Power Automate/Power BI/Copilot Studio | 技術支援 月15H 25万円/月30H 45万円、導入コンサル 60万円/月 | 導入事例25件を公開 |
株式会社セイユーネットワークシステム | Google AppSheet/Google Workspace | 初期50万円〜/月額3万円〜(税抜) | 導入事例を公開 |
ソウゾウ合同会社 | Click/Platio Canvas(Lark・kintone・StripeとAPI連携) | Quickstart 35万円〜/Standard 120万円〜/Continuous 月35万円〜 | 構築実績80件+/支援実績150社+ |
株式会社Elcamy | Dify(GCP/AWS/Azure) | PoC支援80万円〜/初期構築40万円〜/運用保守 月10万円〜 | 導入事例3件を公開 |
シースリーレーヴ株式会社 | Bubble/FlutterFlow | 一般的なWebアプリで200〜500万円程度 | 「国内最大級のノーコード開発実績数」を掲げる |
EPICs株式会社 | Adalo/Bubble/FlutterFlow/STUDIO | 100,000円〜 | Bubble公式サイトにエージェンシーとして掲載 |
合同会社PICK UP | Bubble/FlutterFlow/Zapier/Make/Kintone | Webサービス50万円〜/スマホアプリ70万円〜/DX化80万円〜 | 年間100件以上のWEB・スマホアプリ開発 |
株式会社ノーコード総合研究所 | Bubble(最も得意と明記)ほかノーコードツール | 100〜500万円(開発期間1-3ヶ月) | ABABA、リモートHQなどの導入事例 |
対応ツール別の特徴まとめ
15社は対応ツールの性格から、大きく4つに分けて読むとわかりやすくなります。
Webアプリ・スマホアプリ系のツールを扱う会社は、Opt.dev、シースリーレーヴ、ドコドア、EPICs、PICK UP、Citrus App、ノーコード総合研究所の7社です。新規事業のMVPやtoC/toBのサービス開発が主戦場になります。
業務システム系のツールを扱う会社は、ジョイゾー(kintone)、florbital(Power Platform)、セイユーネットワークシステム(Google AppSheet)、ソウゾウ(Click/Platio Canvas)です。すでに使っている業務基盤に合わせて選ぶのが基本になります。
自社ツール・自社基盤を持つ会社は株式会社STOVEです。ツールの仕様を熟知しているぶん、カスタマイズとサポートを一貫して提供できます。
ツールを問わず提案する会社はプラムザとチョイデジ、生成AI領域はElcamy(Dify)です。何で作るかから相談したい場合の入口になります。
ローコードとは ノーコードより自由度が高く、必要な部分だけ最小限のコードを書いて開発する手法です。標準機能では足りない要件にも対応しやすいのが特徴です。
Opt.dev|Bubble公式認定エージェンシー(Silver Agency)のノーコード開発会社

弊社、Opt.devは、ノーコードツール「Bubble」の公式認定エージェンシー(Silver Agency)として登録されているBubble特化の開発会社です。
公式認定エージェンシーはBubble社の認定プロセスを通過した開発パートナーで、Bubble公式サイトのディレクトリに掲載されています。
Bubble公式認定エージェンシーとは Bubble社が開発会社を対象に運用している認定制度です。Gold・Silver・Bronzeの3段階があり、認定を受けた会社はBubble公式サイトのディレクトリに掲載されるほか、案件紹介ポータルへのアクセスやエンタープライズ案件の紹介制度などの特典を受けられます。個人開発者向けには、別途Bubble-Certified Developerという認定制度があります。
\日本初のBubble公式アンバサダー Opt.dev/
特徴と得意領域
Opt.devの特徴は、Bubble一本で専門性を深めている点と、SaaSプラットフォーム・マーケットプレイス・CRM領域の開発に対応している点です。
新規事業で「早く形にしたい」スピード重視の案件から、ユーザー認証・決済・サブスク課金などSaaS要件が絡む案件まで、幅広いユースケースを想定した設計が可能です。
Bubble公式認定の品質で、MVPから本番運用まで同じパートナーに任せたいならOpt.devが有力候補です!
こんな企業におすすめ
- Bubble公式に認定された会社に任せ、品質と信頼性を優先したい
- SaaS・マーケットプレイス・CRM系のプロダクトを構想している
- 新規事業のMVPから本番運用まで同じパートナーに伴走してほしい
- スクラッチ開発からBubbleへの置き換えを検討している
Webアプリ・スマホアプリに強いノーコード開発会社6社
ここからは、Bubble・FlutterFlowなどWebアプリ/スマホアプリ向けのツールを扱う会社を紹介します。新規事業のMVPやサービス開発を検討している場合の第一候補になります。
Bubbleでの開発に絞って依頼先を比べたい場合は、Bubbleに特化した開発会社の比較もあわせてご覧ください。
シースリーレーヴ株式会社(Bubble・FlutterFlow)
シースリーレーヴ株式会社は、公式サイトで自社を「Bubbleを用いて、通常の1/3以下のコスト・納期でシステムを開発するノーコード受託開発会社です」と説明している会社です。
提供内容は「BubbleやFlutterFlow等のノーコードツールを使用したWebサービス・アプリ開発です」とされ、Bubble受託開発とFlutterFlow受託開発の両方を扱っています。サービスページには「国内最大級のノーコード(bubble・FlutterFlow)開発実績数!」と記載されています。
費用は「一般的なWebアプリで200〜500万円程度が目安」、期間は「最短1〜2ヶ月のMVP開発から、中規模のWebサービスで3〜4ヶ月」と公表されています。「開発手法(ノーコード or コード)の相談」にも対応しており、作り方から相談できます。
ドコドア株式会社(FlutterFlow)

ドコドア株式会社は、公式サイトで「FlutterFlowを用いたノーコード・ローコードのアプリ開発はドコドアにお任せください」と掲げている会社です。
FlutterFlowとは GoogleのFlutterをベースにしたノーコード開発ツールです。iOSとAndroidの両方に対応するアプリを一度の開発で構築できる点が特徴です。
実績は「1,600件以上の開発実績」、費用は「150万〜800万円程度」、納期は「最短1〜2ヶ月でのリリースを実現」と、判断に必要な情報が公式サイトに揃っています。
iOSとAndroidを個別に開発するより効率的で、クロスプラットフォーム対応のアプリを短期間で形にしたい案件に向いています。
EPICs株式会社(Adalo・Bubble・FlutterFlow・STUDIO)

EPICs株式会社は、「ノーコードで開発をもっと身近に」を掲げ、「ノーコードに特化した受託開発で、アプリやWEB開発をより早く、安く提供します!」と公式サイトに記載している会社です。
対応ツールはAdalo、Bubble、FlutterFlow、STUDIOの4種類。費用は「開発をするものにもよりますが、100,000円~承っております。基本的には、従来の開発の1/10ほどのコスト感に収まることが多いです!」と明示されており、本記事の15社の中では最も低い価格帯を提示しています。
Bubble公式サイトにもエージェンシーとして掲載されています。
合同会社PICK UP(Bubble・FlutterFlow・Zapier・Make・Kintone)

合同会社PICK UPは、サイト名を「PICK UPノーコード受託開発会社」としているノーコード専業の会社です。
「弊社では、年間100件以上の、WEBアプリ、スマホアプリの開発をおこなっております」と実績を公表し、「ノーコード開発により、通常の1/3の価格、期間で開発いたします」としています。
費用は用途別に分かれており、Webサービス構築50万円〜、スマホアプリ構築70万円〜、DX化・業務効率化80万円〜。進め方は「アイデア出しから、企画、デザイン、開発、運用まで一貫して弊社が並走いたします」とされ、企画段階からの相談が可能です。
合同会社Citrus App(Bubble・FlutterFlow・Adalo・Click)

合同会社Citrus Appは、「AIとノーコード/ローコードを活用することで、開発の工数を大幅に削減。」と公式サイトに記載している会社です。
特徴は契約形態です。「業務に合わせた御社専用のSaaSを、初期費用0円・月額制でご提供。業務整理からAI活用設計・開発・運用改善まで一貫支援します。」とあり、一括の受託ではなく月額で継続的に開発・改善するモデルを採っています。料金は月額5万円〜(プロプランは月額8万円〜)。
実績は「過去のアプリ/システム開発の実績数153件(※2025年12月時点)」と公表されています。事業内容はAI駆動システム開発、LP・ホームページ制作、新規事業アプリ(MVP)開発、社内業務アプリ開発です。
株式会社ノーコード総合研究所(Bubble中心・多ツール)

株式会社ノーコード総合研究所は、事業内容として「webシステム受託開発事業 ノーコードツールを用いることにより、格安・爆速でのシステム開発を行います。」を掲げている会社です。
公式サイトには「弊社が1番得意としているBubbleに関して言うと」という記述があり、複数のノーコードツールを扱いながらBubbleを主軸に据えていることがわかります。
費用と期間は「Bubbleの場合はもちろん内容にはよるものの、開発期間は1-3ヶ月, 開発費用は100-500万円のレンジに収まることが多いです。」と明示。導入事例としてABABA、リモートHQなどが紹介されています。
\日本初のBubble公式アンバサダー Opt.dev/
業務システム系のツールに強いノーコード開発会社4社
ここからは、すでに社内で使っているクラウドや業務基盤に合わせて選ぶタイプの会社です。ツールが決まっている場合は、そのツールに特化した会社を選ぶのが近道になります。
株式会社ジョイゾー(kintone)

株式会社ジョイゾーは、「kintoneに特化したアプリ開発支援実績数1,500件超」を公表しているkintone特化の会社です。
対応範囲は「導入からカスタマイズ・運用支援までトータルに対応」とされています。
特徴的なのは提供メニューの作り方で、対面開発の「システム39」、kintoneのカスタマイズを行う「カスタム39」、自治体向けの「ジチタイ39」(1業務39万円で導入)、人材育成の「スキル39」など、目的別にパッケージ化されています。
株式会社florbital(Microsoft Power Platform)

株式会社florbitalは、「ローコード・ノーコードによる業務アプリ開発」を掲げ、「業務要件や課題をヒアリングさせていただき、Power Platformでの開発を行います。」と公式サイトに記載している会社です。
対応するのはPower Apps、Power Automate、Power BI、Copilot Studio。Microsoft 365をすでに使っている企業と相性がよい構成です。
費用の公開度が高いのも特徴で、技術支援サポートは「初めて利用するお客様向けお試しプラン 1ヶ月15H:25万円」「通常プラン 1ヶ月30H:45万円」、導入コンサルティングは「60万円/月 最低契約期間2か月~」と明示されています。導入事例は25件公開されています。
株式会社セイユーネットワークシステム(Google AppSheet)

株式会社セイユーネットワークシステムは、Google AppSheetを用いた業務アプリ開発を提供している会社です。
公式サイトでは「Google AppSheetは、プログラミングの知識がなくても、普段お使いのExcelやスプレッドシートから、驚くほど簡単に高機能な業務アプリを作成できるツールです。」と説明しています。
進め方は「伴走型のアプリ開発」とされ、「本当に使えるシステムを作るために、最も重要な『データの設計図(データモデリング)』に徹底的にこだわります。」と、設計工程を重視する姿勢を打ち出しています。
費用は初期導入費用が「初回:500,000円~」、月額サポート料が「月額:30,000円~」(いずれも税抜)。Googleカレンダー、Google Workspace、Gemini for Google Workspaceとの連携にも対応しています。
ソウゾウ合同会社(Click・Platio Canvas)

ソウゾウ合同会社は、日本発のノーコードプラットフォームの公式パートナーとして、「公式パートナーとして導入から構築・運用までを伴走」する会社です。
扱うツールは「プログラマでなくても、業務に最適化されたアプリが作れる日本発のノーコードプラットフォーム」と説明されており、Click/Platio Canvasに対応。「Lark、kintone、Stripeなど主要SaaSとAPI連携」も可能です。
納品後を見据えて「プログラミング不要。業務知識を持つ社内メンバーでも改修できる」点を打ち出しているのが特徴です。
費用は「Quickstart 35万円〜/1業務アプリ」「Standard 120万円〜/プロジェクト」「Continuous 35万円〜/月」の3段階。実績は「公式パートナー構築実績80件+」「支援実績150社+」、モック制作は「最短6h」と公表されています。
自社基盤・生成AI・ツール横断で提案する開発会社4社
株式会社STOVE(自社ノーコードツール CORE Framework)

株式会社STOVEは、自社でノーコードツールを開発している会社です。公式サイトでは「日本に数社しか存在しないノーコードツールを自社開発」と記載し、自社基盤「CORE Framework」を「UIまでカスタマイズ可能な高機能の ノーコードツール」と説明しています。
この基盤について「初期のサーバサイド開発、インフラ構築のコストを平均約70%削減することが可能」と公表しています。削減の対象は初期のサーバサイド開発とインフラ構築である点に注意してください。
「カスタムコード挿入・Webhookも完備、外部連携に広く対応可能」とされており、他システムとつなぐ要件にも対応します。実績としては生産管理システム、商品管理システムの開発・保守運用が紹介されています。
株式会社プラムザ(ノーコード開発ラボ)

株式会社プラムザが運営する「ノーコード開発ラボ」は、「それ、ノーコードでやりましょう」を掲げ、「お客様のビジネスに必要な業務システムを、手早く&手頃な価格で開発するサービスです」と説明しているサービスです。
料金は「スタンダードプラン 48万円」と明示され、上位は「プロフェッショナルプラン ASK ご相談ください」となっています。
「創業から25年を超え」「過去300社を越える企業様とプロジェクトを共にしてきました」と、システム開発会社としての社歴と実績を公表しています。
チョイデジ株式会社(ノーコード・ローコード特化)

チョイデジ株式会社は、「ノーコード・ローコード開発サービス」を提供し、これを「ノーコード・ローコードツールの活用に特化したシステム開発・導入支援サービス」と説明している会社です。
事業全体としては「コンサルティング、業務設計、システム開発を包括的にサポート。」としており、「全社業務のクラウド化・ロボット化」に向けて「ノーコード・ローコード開発」と「RPA・生成AI等の活用」を組み合わせる構成です。
特定のツールに寄せず、業務設計から入って手段を選びたい場合の相談先になります。費用は公式サイトで公表されていません。
株式会社Elcamy(Dify・生成AI)

株式会社Elcamyは、「Dify導入支援・構築代行ならElcamy」を掲げ、生成AIのワークフロー構築を専門にしている会社です。公式サイトでは「ノーコードのワークフローで高速に実装するイメージです。」と説明しています。
提供内容は「AIエージェントやワークフローの設計・構築・導入。構築して終わりではなく、運用を見据えた設計をします。」とされ、「構築・PoC・研修いずれも、キックオフから完了まで一貫して対応します」と記載されています。
費用は「PoC支援(2〜4週間)80万円〜」「初期構築(環境構築・セキュリティ設計)40万円〜」「運用保守(月額)10万円〜」「基礎編(半日〜1日)5万円〜」と細かく公表されています。GCP/AWS/Azureに対応したセルフホスト構築が可能で、導入事例は3件公開されています。
ノーコード開発会社の選び方|確認すべき5つのポイント
ノーコード開発会社は、公式サイトの記載・対応ツール・費用の出し方・保守運用・コミュニケーション体制の5つを確認して選びます。
価格の安さだけで選ぶと、リリース後の保守で困るケースがあるため、総合的に見極めることが重要です。
公式サイトにノーコード受託の記載があるか
最初に確認すべきは、その会社の公式サイトにノーコードでの受託開発の記載があるかです。
比較サイトや紹介記事で「ノーコード開発会社」として掲載されていても、公式サイトを開くとノーコードに一切触れていない会社や、ツールを提供しているだけで受託開発は行っていない会社が混ざっています。
問い合わせ前に、サービスページまで開いて「開発します」「構築します」と書かれているかを確認してください。「導入支援」「コンサルティング」だけの場合、実装は自社側で担う前提になっている可能性があります。
対応ツールが自社の要件に合っているか
ツールごとに得意領域が異なります。
Webアプリ・スマホアプリならBubbleやFlutterFlow、社内の業務アプリならkintone・Power Platform・Google AppSheet、生成AIのワークフローならDifyというように、実現したい機能と相性の良いツールを扱う会社を選びます。
すでに社内でMicrosoft 365やGoogle Workspaceを使っている場合は、その基盤に寄せたほうが定着しやすくなります。
費用の出し方が自社の進め方に合うか
本記事の15社を見ても、下限だけを示す会社、レンジで示す会社、時間単位のプランで示す会社、月額制の会社、非公表の会社に分かれます。
予算が先に決まっているなら価格を公表している会社のほうが話が早く、要件が固まっていないなら個別見積型のほうが実態に合った提案を得やすくなります。
初期費用だけでなく、ツール利用料や保守費まで含めた総額で比較することが大切です。
各社から届いた見積書の内訳や妥当性を確かめる方法は、システム開発の見積もりの見方で解説しています。
保守運用の対応範囲
リリース後の不具合対応・機能改修・監視をどこまで対応してくれるかを確認します。
ノーコードはツール側のアップデートが発生するため、継続的にメンテナンスできる体制があるかが重要です。
月額の保守メニューを公表している会社もあります(セイユーネットワークシステムは月額3万円〜、Elcamyは運用保守が月額10万円〜、ソウゾウはContinuousが月35万円〜)。継続費用を先に把握しておくと、総額の見通しが立てやすくなります。
納品後に自社で触れるか
意外と見落としやすいのが、納品後に自社側で改修できるかどうかです。
ソウゾウ合同会社は「プログラミング不要。業務知識を持つ社内メンバーでも改修できる」点を公式サイトで打ち出しています。株式会社ジョイゾーは人材育成メニュー「スキル39」、株式会社Elcamyは内製化に向けた研修メニュー(基礎編5万円〜/応用編10万円〜)を用意しています。
将来的に内製化したいのか、運用まで任せ切りたいのかを先に決めておくと、選ぶ会社が変わります。
「安い」だけで選ぶのは危険!保守体制と見積もりの内訳まで含めて総額で比較しましょう。
\日本初のBubble公式アンバサダー Opt.dev/
ノーコード開発の費用相場|スクラッチとの比較
ノーコード開発の費用は、要件の複雑さと開発規模によって変動します。ここでは、本記事で紹介する会社が公式サイトで公表している金額をもとに、実勢の幅を整理します。
公表されている価格から見る費用の幅
価格帯 | 公表している会社と金額 |
|---|---|
数十万円台から | EPICs 100,000円〜/ソウゾウ Quickstart 35万円〜/ジョイゾー ジチタイ39 1業務39万円/プラムザ スタンダード48万円/PICK UP Webサービス50万円〜/セイユーネットワークシステム 初期50万円〜 |
100万円台〜数百万円 | ノーコード総合研究所 100〜500万円/ソウゾウ Standard 120万円〜/ドコドア 150万〜800万円程度/シースリーレーヴ 200〜500万円程度 |
月額・時間単位 | Citrus App 月5万円〜/セイユーネットワークシステム 月3万円〜(保守)/Elcamy 月10万円〜(運用保守)/florbital 月15H 25万円・月30H 45万円/ソウゾウ 月35万円〜 |
小さく検証するだけなら数十万円台から、本番運用を見据えた規模になると数百万円台というのが、公表値から読み取れる実勢です。
なお、各社が「従来のスクラッチ開発と比べてどれだけ抑えられるか」として公表している数字は、シースリーレーヴが「通常の1/3以下」、PICK UPが「通常の1/3」、EPICsが「従来の開発の1/10ほど」、STOVEが「初期のサーバサイド開発、インフラ構築のコストを平均約70%削減」です。
人月とは エンジニア1人が1か月働く作業量を1人月とする、開発工数の単位です。「人月単価×工数」で人件費の概算を算出します。
スクラッチ開発に切り替えるべきケース
ノーコードの標準機能で要件を満たせない場合は、スクラッチ開発への切り替えを検討します。
具体的には、次のようなケースが該当します。
- 大量アクセスをさばく高負荷なシステムが必要
- ツールの仕様では実現できない独自の複雑な処理が中心
- 外部システムとの高度な連携が多く、標準機能で対応しきれない
- 将来的に大規模な拡張を前提としている
ただし、外部連携については各社が対応策を公表しています。株式会社STOVEは「カスタムコード挿入・Webhookも完備、外部連携に広く対応可能」、ソウゾウ合同会社は「Lark、kintone、Stripeなど主要SaaSとAPI連携」と記載しており、標準機能の外側にも一定の対応余地があります。
まずはノーコードで小さく始め、事業の成長に応じてスクラッチへ移行する段階的な進め方も有効です。判断に迷う場合は、シースリーレーヴ株式会社のように「開発手法(ノーコード or コード)の相談」に応じている会社に相談するのが近道です。
ノーコード開発会社への依頼の流れ
ノーコード開発は、問い合わせから運用開始まで5つのステップで進みます。
全体像を先に押さえておくと、各フェーズで何を準備すべきかが明確になります。
ヒアリング→要件定義→開発→テスト→運用の5ステップ
STEP1.ヒアリング
最初に、解決したい課題・実現したい機能・予算やスケジュール感を開発会社に共有します。
この段階で認識をすり合わせておくと、後工程での手戻りを防げます。
STEP2.要件定義
次に、必要な機能と仕様を具体的に固めます。
「何を・どこまで作るか」を明文化することで、見積もりの精度が上がり、開発中のブレを抑えられます。株式会社セイユーネットワークシステムが「最も重要な『データの設計図(データモデリング)』に徹底的にこだわります」と述べているように、この工程の精度が成果物を大きく左右します。
STEP3.開発
確定した要件に沿って、ノーコードツールで実際に構築を進めます。
進捗を定期的に共有してもらうことで、イメージとのズレを早期に修正できます。ソウゾウ合同会社のようにモックを「最短6h」で提示する会社もあり、早い段階で画面を見ながら詰められるかは確認しておく価値があります。
STEP4.テスト
構築後は、動作確認と不具合の検証を行います。
実際の利用シーンを想定して操作し、修正すべき点を洗い出します。
STEP5.運用
リリース後は、保守・改善のフェーズに入ります。
不具合対応や機能追加、ツールのアップデート対応を継続することで、安定した運用を維持できます。
\日本初のBubble公式アンバサダー Opt.dev/
ノーコード開発会社に関するよくある質問
最後に、依頼時によくある疑問に回答します。
Q.比較サイトに載っている会社なら安心?
比較サイトやまとめ記事は候補を知る入口としては有効ですが、それだけで判断するのは危険です。
掲載されている会社の公式サイトを開くと、ノーコードに一切触れていない、あるいはツールを提供しているだけで受託開発は行っていない、というケースが実際にあります。
候補を絞ったら、必ずその会社の公式サイトのサービスページを開き、ノーコードでの開発を提供していると書かれているかを自分の目で確認してください。
Q.ノーコードで作ったシステムは将来スクラッチに移行できる?
移行は可能ですが、実質的には作り直しに近い作業になる点に注意が必要です。
ノーコードで構築したアプリはツール独自の仕組みで動いているため、そのままコードとして書き出して移行できるわけではありません。
一般的には、蓄積したデータを引き継ぎつつ、スクラッチで新たに開発し直す形になります。
そのため、将来の大規模化が確実な場合は、最初から拡張性を見据えて開発会社に相談しておくと安心です。
Q.途中で開発会社を変更することは可能?
変更は可能ですが、引き継ぎの負担とリスクを理解しておく必要があります。
使用しているツールや設計方針を新しい会社が把握するまでに時間がかかり、その間の対応が滞る可能性があります。
変更を検討する際は、アカウント・データ・設計ドキュメントの所有権が自社にあるかを事前に確認しておくことが重要です。
契約時に「成果物とアカウントの権利が自社に帰属するか」を確認しておくと、将来の乗り換えがスムーズになります。
まとめ
ノーコード開発会社は、公式サイトの記載・対応ツール・費用の出し方の3点を軸に、自社の要件に合う会社を選ぶことが成功のポイントです。
- Webアプリ・スマホアプリを作りたい:Opt.dev、シースリーレーヴ、EPICs、PICK UP、Citrus App、ドコドア、ノーコード総合研究所
- 社内の業務システムを作りたい:ジョイゾー(kintone)、florbital(Power Platform)、セイユーネットワークシステム(Google AppSheet)、ソウゾウ(Click/Platio Canvas)
- 何で作るかから相談したい:プラムザ、チョイデジ
- 生成AIのワークフローを構築したい:Elcamy(Dify)
- 自社基盤で効率化したい:STOVE(CORE Framework)
まずは気になる会社を2〜3社ピックアップし、公式サイトで対応ツールと費用の記載を確認したうえで、見積もりの内訳と初回提案の質を比較するところから始めてみてください。
