ノーコード開発ツールは種類が多く、「どれが自社に合うのか分からない」という悩みが起きやすい領域です。この記事では16のツールを4タイプに分類し、料金相場・比較ポイント・選び方まで、導入検討に必要な判断材料を一気に整理します。
まず料金早見表とタイプ別比較で「答え」から確認!自分に合うタイプが分かれば、迷わず選べます。
(料金は2026年7月時点の各公式サイト情報に基づく相場です。為替・料金改定で変動するため、契約前に各公式サイトで最新価格をご確認ください。海外ツールは1ドル=約150円換算の目安を併記します)
タイプ | 料金相場(最低有料プラン) | 無料プランの傾向 |
|---|---|---|
汎用型(プロダクト開発) | 月4,400円〜/海外系は32ドル(約4,800円)〜。高機能グロース型は月10万円〜 | 海外系は無料あり、高機能国産は要問い合わせ |
業務アプリ型 | ユーザー課金は月300〜3,000円/人/定額は月500〜27,000円 | 国産は無料トライアル中心(サスケWorksは無料プランあり)、海外系は無料あり |
Webサイト・EC型 | 月528〜1,480円〜(サイト改善型は月14.8万円〜と別水準) | 多くが無料プランあり(ペライチは公開に有料プランが必要) |
ノーコード開発ツール比較一覧表|タイプ・料金・特徴を総まとめ
まず16ツールの全体像を一覧で把握しましょう。無料プランの有無、最低有料プランの価格、主な用途をタイプごとに整理しました。自社の目的に近いタイプから読み進めると、候補を効率的に絞り込めます。
ツール | タイプ | 無料プラン | 最低有料プラン | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
APPBOX | 汎用 | 要問い合わせ | 月10万円〜(初期75万円〜) | スマホアプリの開発・運用・グロース |
Bubble | 汎用 | あり | 32ドル/月〜(約4,800円、2026年10月20日から) | Web・モバイルアプリのフルスタック開発 |
Click | 汎用 | あり | 4,400円/月〜 | iOS/Android/Web/管理画面アプリ(国産) |
Adalo | 汎用 | あり | 36ドル/月〜(約5,400円) | モバイル・Webアプリ、ストア公開 |
kintone | 業務アプリ | 30日試用 | 1,000円/ユーザー(最低10名) | 案件・日報・顧客管理などの業務DB |
PigeonCloud | 業務アプリ | 30日試用 | 1,100円/人(最低5名) | Excel・紙帳票のWebデータベース化 |
サスケWorks | 業務アプリ | あり | 500円/月〜 | 社内DX向けの業務Webアプリ |
Platio | 業務アプリ | 試用あり | 27,000円/月〜 | 現場向けモバイル業務アプリ |
業務アプリ | 30日試用 | 300円/ユーザー(最低5名) | 業務アプリ・顧客管理(CRM) | |
Airtable | 業務アプリ | あり | 20ドル/ユーザー月〜(約3,000円) | データベース兼表計算型アプリ |
AppSheet | 業務アプリ | あり | 5ドル/ユーザー月〜(約750円) | スプレッドシート連携の業務アプリ |
Glide | 業務アプリ | あり | 25ドル/月〜(約3,750円) | スプレッドシート起点のアプリ・MVP |
Studio | Web・EC | あり | 590円/月〜 | デザイン自由度の高いWebサイト・LP |
ペライチ | Web・EC | あり(公開は不可) | 1,480円/月〜(税抜) | テンプレート型の簡単HP・LP |
BiNDup | Web・EC | 試用あり | 528円/月〜(実質2,728円〜) | テンプレート豊富なHP・EC制作 |
KARTE Blocks | Web・EC | なし | 月14.8万円〜(初期10万円) | 既存サイトの改善・ABテスト運用 |
無料プランの有無と有料プランの価格帯
無料で始められるのは、海外系(Bubble・Adalo・Airtable・AppSheet・Glide)と一部国産(Click・Studio・サスケWorks)です。国産の業務アプリ系(kintone・PigeonCloud・Platio・@pocket)は、常時無料プランがなく30日程度の無料トライアルで試す形が中心です。ペライチにもフリープランはありますが、2025年10月以降は編集・下書きのみで、ページの公開には有料プランが必要です。
有料プランは「ユーザー数に応じた課金」と「定額課金」に分かれます。kintone・PigeonCloud・@pocket・Airtable・AppSheetはユーザー単価×人数(最低人数あり)、サスケWorks・Platioはプラン定額です。利用人数が多いほどユーザー課金型は費用が膨らむため、想定人数で試算して比較するのが失敗しないコツです。
外注費や社内の人件費まで含めた費用の内訳を知りたい場合は、ノーコードツールの費用を解説した記事をご覧ください。
タイプ別の早見比較(汎用・業務アプリ・Web/EC)
タイプによって「作れるもの」と「価格水準」が大きく異なります。汎用型はアプリを一から作れる自由度が魅力ですが、設計スキルが要ります。業務アプリ型は社内のデータ管理・申請業務を素早くシステム化でき、非エンジニアでも扱いやすい設計です。Webサイト・EC型は、コーポレートサイトやLP、ネットショップをテンプレートベースで公開できます。
おすすめノーコード開発ツール(汎用型)4選
汎用型は、Webアプリやスマホアプリを一から自由に設計できるタイプです。プロダクト開発やMVP検証に向く一方、設計の自由度が高い分、ある程度の学習は必要になります。
MVPとは
Minimum Viable Product(実用最小限の製品)の略で、必要最小限の機能だけを備えた検証用のプロダクトです。
アイデアを素早く市場投入し、反応を見ながら改善する目的で作られます。
APPBOX

APPBOX(アプリボックス)は、スマホアプリの開発から運用・グロースまでを支援する国産プラットフォームです。プッシュ通知やクーポン、ABテストなど集客・改善機能が揃っており、本格的なアプリ運用を前提とする企業向けです。料金は月額10万円〜、初期費用75万円〜(5万MAU想定、機能により変動)と高めで、無料プランは公開されていません。
公式:https://iridge.jp/service/appbox/
MAUとは
Monthly Active Usersの略で、1か月間にサービスを利用したユーザー数を指します。
アプリの利用規模を測る代表的な指標です。
Bubble

Bubbleは、世界的に利用者が多いWeb・モバイルアプリのフルスタック開発ツールです。データベースやログイン機能、外部API連携まで作り込めるため、業務システムからSaaSまで幅広く対応できます。無料プランがあり、有料はStarter(Web版)が月32ドル(約4,800円、年払い。2026年10月20日からの価格)からです。編集画面は基本的に英語のため、英語UIに抵抗がないチームに向いています。
\日本初のBubble公式アンバサダー Opt.dev/
Click

Click(クリック)は、iOS・Android・Web・管理画面アプリを一元開発できる国産ツールです。開発環境が完全日本語で、LINEログインやPayPay決済など日本向け機能に対応している点が強みです。無料プランがあり、有料はStandard(個人)が月4,400円、Pro(法人)が月19,600円です。
Adalo

Adaloは、モバイル・Webアプリをドラッグ&ドロップで作れる海外ツールです。App StoreやGoogle Playへの公開に対応し、個人開発や小規模アプリのプロトタイプに向いています。無料プランがあり、有料はStarterが月36ドル(約5,400円、年払い)からです。ストア公開には別途Apple(年99ドル)やGoogle(25ドル)の登録費用がかかる点は押さえておきましょう。
公式:https://www.adalo.com/pricing/
汎用型は「自由度が高い=設計力が必要」。プロダクトを本格的に育てるならAPPBOXやBubble、日本向け機能重視ならClickが有力!
おすすめノーコード開発ツール(業務アプリ型)8選
業務アプリ型は、顧客管理・日報・在庫・申請といった社内業務をシステム化するのに特化したタイプです。非エンジニアでも扱いやすく、Excelや紙で運用していた業務のデジタル化に最適です。
Kintone

kintone(キントーン)は、サイボウズが提供する国内シェアの高い業務アプリ作成ツールです。案件管理・日報・在庫・顧客管理などをドラッグ操作でアプリ化でき、ワークフローや集計にも対応します。常時無料プランはなく30日間の無料お試しがあり、有料はライトコースが月1,000円/ユーザー(最低10ユーザー)です。
公式:https://kintone.cybozu.co.jp/price/
ワークフローとは
申請から承認までの業務の流れをシステム上で自動化する仕組みです。
稟議や経費申請などの回覧を電子化できます。
PigeonCloud

PigeonCloudは、Excelや紙帳票をWebデータベース化できる国産ツールです。顧客・問い合わせ・在庫・申請・請求などの管理に向き、クラウドに加えてオンプレミス対応がある点が特徴です。30日間の無料トライアルがあり、有料はユーザー数プランが月1,100円/人(最低5ユーザー)です。
オンプレミスとは
自社が管理するサーバーにシステムを設置して運用する形態です。
セキュリティ要件が厳しい企業で選ばれます。
サスケWorks

サスケWorksは、社内DX向けの業務Webアプリを作成できる国産ツールです。データ管理から簡単な業務システムまで幅広く作れ、無料のフリープランが用意されています。有料はベーシックが月500円、スタンダードが月5,000円です(上位のプレミアム月15,000円は準備中)。
Platio

Platio(プラティオ)は、現場向けモバイル業務アプリに特化した国産ツールです。点検・報告・日報・写真や位置情報の収集など、スマホでの現場入力を前提とした業務に強みがあります。初期費用0円で無料トライアルがあり、有料はLiteが月27,000円からです。

@pocket(アットポケット)は、業務アプリや顧客管理(CRM)を作成できる中小企業向けの国産ツールです。初期費用0円・30日間無料トライアルがあり、有料はライトが月300円/ユーザー(最低5ユーザー)と低コストで始められます。
Airtable

Airtable(エアテーブル)は、スプレッドシートとデータベースを融合した海外ツールです。プロジェクト管理・CRM・コンテンツ管理などをテーブル形式で構築でき、無料プランから始められます。有料はTeamが月20ドル/ユーザー(約3,000円、年払い)です。
公式:https://airtable.com/pricing
AppSheet

AppSheet(アップシート)は、Googleが提供するスプレッドシート連携型の業務アプリ作成ツールです。Googleスプレッドシートやストレージのデータを元に、モバイル業務アプリや自動化を構築できます。最大10ユーザーまで無料で試用でき、有料はStarterが月5ドル/ユーザー(約750円)からと手頃です。
公式:https://about.appsheet.com/pricing/
Glide

Glide(グライド)は、スプレッドシートやAirtableを元にWeb・モバイルアプリを作れる海外ツールです。社内業務アプリやMVP構築に向き、無料プランがあります。有料はSoloが月25ドル(約3,750円)から、チーム利用向けのTeamが月125ドル(約18,750円)です。
公式:https://www.glideapps.com/pricing
コストを抑えて社内業務をアプリ化するなら@pocket・AppSheet、国内定番の安心感ならkintoneが選びやすい!
おすすめノーコード開発ツール(Webサイト・EC型)4選
Webサイト・EC型は、コーポレートサイトやLP、ネットショップをテンプレートベースで公開できるタイプです。専門知識がなくてもデザイン性の高いサイトを短期間で立ち上げられます。
Studio

Studio(スタジオ)は、デザインの自由度が高い国産のWebサイト制作ツールです。コーポレートサイトやLPを、テンプレートに縛られず細部までデザインでき、CMS機能も備えます。無料プランがあり、有料はMiniが月590円からです。
CMSとは
Content Management Systemの略で、専門知識がなくてもWebサイトの記事や画像を更新・管理できる仕組みです。
ペライチ

ペライチは、テンプレートを選んで文章や画像を差し替えるだけでHP・LPを作れる国産ツールです。決済・予約・メルマガなどの集客機能も揃い、初めてのホームページ制作に向いています。フリープランでは編集・下書きまで無料で試せますが、2025年10月の改定でページの公開には有料プランが必要になりました。有料はライトプランが月1,480円(税抜)からです。
BiNDup

BiNDup(バインドアップ)は、デザインテンプレートが豊富な国産のホームページ制作ツールです。サーバー込みでCMSやショップ機能も使え、エントリーコースは月528円(税込)から始められます。本格的に運用する場合は、基本コース(年払い月額換算2,728円)以上が実用的です。
KARTE Blocks

KARTE Blocksは、他の3つと性質が異なり「新規制作」ではなく既存サイトの改善・運用に特化したツールです。サイトの更新・ABテスト・パーソナライズをノーコードで行い、コンバージョン改善を目的とします。料金はベースプランで初期費用10万円+月額14.8万円〜と法人向けの水準です。
新しくサイトを「作る」目的ならStudio・ペライチ・BiNDup、既存サイトを「改善する」目的ならKARTE Blocksと、用途で切り分けて選びましょう。
ノーコード開発ツールの4つのタイプと選び方

ノーコード開発ツールは、目的別に大きく4つのタイプに分けられます。自社の目的がどのタイプに当たるかを最初に見極めると、候補を一気に絞り込めます。
選び方は、次の3ステップで考えると整理しやすくなります。
目的を決める(何を作りたいか:アプリ/業務システム/Webサイト)
タイプを選ぶ(汎用・業務アプリ・Webサイト・EC)
予算と人数で候補を絞る(無料の有無・課金単位・最低人数)
プロダクト開発向け汎用型ツール
汎用型は、Webアプリやスマホアプリを一から設計したい場合に選ぶタイプです。新規プロダクトやMVP検証、外部サービスと連携する独自アプリに向いています。代表例はAPPBOX・Bubble・Click・Adaloで、自由度が高い分、設計の考え方を学ぶ必要があります。
代表例のひとつであるBubbleの機能や料金プランは、Bubbleの特徴と活用事例をまとめた記事で確認できます。
業務アプリ特化型ツール
業務アプリ型は、社内の顧客管理・日報・在庫・申請などをシステム化したい場合に選ぶタイプです。Excelや紙の運用をデジタル化する用途に最適で、非エンジニアでも扱いやすい設計です。代表例はkintone・Platio・AppSheetなどで、部門単位のDXから始めやすいのが利点です。
Webサイト制作型・ECサイト構築型ツール
Webサイト・EC型は、コーポレートサイトやLP、ネットショップを公開したい場合に選ぶタイプです。テンプレートやデザインエディタでスピーディに立ち上げられます。代表例はStudio・ペライチ・BiNDupで、既存サイトの改善に特化したKARTE Blocksもこの領域に含まれます。
ノーコード開発ツールの比較ポイント5選

ツールを比較する際は、名前や知名度ではなく「見るべき観点」で評価すると失敗しません。以下の5つのポイントで各ツールを見比べましょう。
比較の観点は次の5つです。
機能充実度(作りたいものを実現できるか)
提供形態(クラウドかオンプレミスか)
販路・公開先(Web・アプリストア・ECなど)
設計の容易さ(非エンジニアでも扱えるか)
外部連携・ログイン機能(既存システムとつなげるか)
機能充実度・提供形態・販路
機能充実度は、作りたい機能が標準で用意されているかを確認します。凝った機能が必要なほどBubbleのような自由度の高いツールが向き、シンプルな業務なら専用ツールが早いです。提供形態は、多くがクラウド型ですが、セキュリティ要件が厳しい場合はPigeonCloudのようなオンプレミス対応を検討します。販路は、アプリストアで配信するのか、Webで公開するのか、ECとして販売するのかで適したツールが変わります。
設計の容易さ・ログイン機能・外部連携
設計の容易さは、実際に使う担当者のスキルに直結します。非エンジニア中心のチームなら、日本語対応で操作が直感的な国産ツールが安心です。ログイン機能は、会員制サービスや社内利用で必須になるため、標準対応かを確認します。外部連携は、既存の顧客管理や会計システム、ZapierなどのAPI連携に対応しているかが、運用効率を左右します。
ノーコード開発ツールのメリットと注意点
ノーコード開発には明確なメリットがある一方、向き不向きもあります。両面を理解したうえで導入すると、後悔のない選択ができます。
メリット:コスト削減・開発スピード・非エンジニアでも開発可能

最大のメリットは、開発コストと期間を大幅に削減できる点です。ローコード開発基盤OutSystemsに関するForresterの調査(Total Economic Impact/同社委託)では、仮想統合企業モデルで開発速度が最大約60%向上したと報告されています。
引用元:Forrester Consulting「The Total Economic Impact of OutSystems」(OutSystems委託) https://www.outsystems.com/1/low-code-roi-tei/
プログラミング不要のため、外注や専門人材に頼らず社内の担当者が自ら開発・改修できる点も強みです。背景には深刻なIT人材不足があります。経済産業省の試算では、2030年に最大で約79万人(高位シナリオ)のIT人材が不足すると見込まれており、非エンジニアでも開発できるノーコードの価値が高まっています。
引用元:経済産業省「IT人材需給に関する調査」2019年 https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf
フルスクラッチとは
既存のツールやテンプレートを使わず、システムを一から独自に開発する手法です。
自由度は高い一方、コストと期間がかかります。
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注意点:カスタマイズ性・パフォーマンス・ベンダーロックインの制約

一方で、ノーコードにはフルスクラッチ開発ほどの自由度はありません。ツールが用意した機能の範囲を超える複雑な要件には対応しづらく、大規模・高負荷なシステムではパフォーマンス面の制約が出ることもあります。
さらに注意したいのがベンダーロックインです。
ベンダーロックインとは
特定のツールやサービスに依存し、他社製品や自社運用への乗り換えが難しくなる状態です。
BubbleやAdaloなど多くのツールは、作ったアプリのソースコードを書き出せません。そのツール上でしか動かせないため、将来の移行を重視するならエクスポート可否を事前に確認しておくべきです。
市場は拡大を続けており、国内のWebデータベース/ノーコード開発市場は2024年度見込みの218億円(前年度比23.2%増)から、2028年度には406億円に拡大すると予測されています。ツールの選択肢も増えるため、長期利用を見据えた見極めが重要です。
引用元:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2024年版」2024年 https://www.fcr.co.jp/pr/24076.htm
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ノーコード開発ツールとは?仕組みとローコードとの違い
ノーコード開発ツールとは、プログラミングなしでアプリやWebサイトを作れるツールです。ここでは基礎知識として、仕組みとローコードとの違いを整理します。
ノーコードとは
ソースコードを一切書かずに、画面操作だけでアプリやWebサイトを開発できる手法・ツールのことです。
ノーコードツールの仕組み(ビジュアルプログラミング)
ノーコードツールは、ビジュアルプログラミングという仕組みで動いています。
ビジュアルプログラミングとは
部品をドラッグ&ドロップで配置したり、設定を選んだりする操作で、コードの代わりにプログラムを組み立てる方式です。
あらかじめ用意された機能部品を組み合わせることで、コードを書かずに画面・データベース・処理の流れを作れます。これにより、専門知識がない担当者でも、アイデアを短時間で形にできます。
ノーコードとローコードの違い

ノーコードとローコードの違いは、コードを書く量にあります。
ローコードとは
最小限のコード記述で開発できる手法・ツールです。
ノーコードより自由度が高く、複雑な要件に対応しやすい反面、一定のエンジニア知識が求められます。
ノーコードは「コードを書かない」ため非エンジニア向き、ローコードは「少しだけ書く」ため開発者の効率化に向いています。市場全体では両者を含むローコード/ノーコード領域が急成長しており、IDC Japanは国内のローコード/ノーコード/生成AI開発テクノロジー市場が2023年の1,225億円から2028年に2,701億円(年平均成長率17.1%)へ拡大すると予測しています。
ローコード側のツールについては、機能や費用を整理したローコード開発ツールの比較が参考になります。
ノーコード開発ツールの比較に関するよくある質問
複数ツールの組み合わせ使用について
複数のノーコードツールを組み合わせて使うのは、有効な選択肢です。1つのツールで完結しない機能を補い合えるためです。たとえば、サイト制作(Studioなど)+データ蓄積・アプリ(Bubbleなど)+自動化(Zapierなど)を連携させると、「サイト集客→データ蓄積→通知→業務自動化」までをプログラミングなしで一気通貫に構築できます。
フォーム受信をスプレッドシートに自動追加しつつSlackへ通知する、といった自動化が代表例です。情報の分散や二重入力を防げる点が、組み合わせ活用の大きな利点です。
コード化への変換可否
ノーコードで作ったものをソースコードに変換できるかは、ツールによって異なります。BubbleやAdaloは、原則としてソースコードの書き出しに対応していません(データのCSV書き出しは可能)。
そのツール上でのみ動作するため、将来的にコードを所有・移行したい場合は不向きです。一方で、FlutterFlowのようにコード(Flutter/Dart)のエクスポートに対応するツールもあります。コードの所有や移行性を重視するなら、選定時にエクスポート可否を必ず確認しましょう。
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まとめ|用途に合ったノーコード開発ツールの選び方
ノーコード開発ツールは、目的に合ったタイプを選ぶことが最短の近道です。本記事の要点を整理します。
ツールは4タイプ(汎用・業務アプリ・Webサイト・EC)に分類できる
まず料金早見表と一覧表で相場を把握し、目的→タイプ→予算の順で絞り込む
比較は「機能・提供形態・販路・設計の容易さ・外部連携」の5観点で行う
メリットはコスト削減・開発スピード・非エンジニアでの開発、注意点はカスタマイズ性とベンダーロックイン
将来の移行を見据えるなら、ソースコードのエクスポート可否を確認する
ノーコードは強力ですが、要件が複雑な場合や、複数ツールの連携・既存システムとの統合が必要な場合は、専門家の設計支援を受けると失敗を防げます。「どのツールが最適か判断がつかない」「ノーコードで実現できるか相談したい」という場合は、要件整理から対応できる開発パートナーへの相談も検討してみてください。

